活動期間1968-1969
マンチェスター出身のソウル・バンドでデンマークやイスラエルなど欧州を中心に活動していたThe Big Sound(当初はThe Fat Soundとして活動)のメンバーが結成したサイケデリック・グループ。シングル2枚をリリースした。
1967年8月、The Big Soundからリズムセクションが離脱。ドイツ遠征などで共に共演し親交のあったアクリントンのグループThe Warriorsが同時期に解散したため、ベースのDavid FosterとドラマーIan Wallaceをスカウトして北欧ツアーを消化する。
ロンドンに帰国後、Foster、Wallaceと一緒にThe Warriorsで活動していたギターRod Hillを加えてバンドはSleepyに発展する。バンド名は中心人物のキーボード/シンガーJohn Redfernの愛称だったが、当のRedfernはすぐに離脱している。
バンド名そのままに新メンバーにMike Fowlerを加えてCBSからシングル2枚をリリースした。2作ともにプロデュースはシンガーソングライターとしても活動したMike Hurstが担当。デビュー作はA、B面ともにHillのオリジナル、2ndはFowlerとWallaceの共作。
活動は短期間に終わるが、在籍メンバーはその後も音楽シーンで活躍。RedfernはSchyやJunior’s Eyes、Miki Curtis & Samuraiなどで活動。Fowlerはこの後GrapefruitやFynn McCool、Leeなどを渡り歩いた。管楽器奏者のGeoff PeachはBrian Davisonとジャズ・ロック・バンドEvery Which Wayを結成。
HillとFosterはこの後、Accrington Stanleyを結成。Fosterは元YesのTony KayeのバンドBadgerでも活動した。WallaceはKing Crimsonなどを経てセッション・ドラマーとして大きな成功を収めている。
<singles>
Love’s Immortal Fire/Is It Really The Same (CBS 3592) 1968/7
Rosie Can’t Fly/Mrs. Bailey’s Barbecue And Grill (CBS 3830) 1968/11
【メンバー変遷】
#1(1968)
John “Sleepy” Redfern:vo/key
Rod Hill:g
Geoff Peach:sax/fl/vo
David Foster:b
Ian Wallace:ds/vo
#2(1968-1969)
Mike Fowler:vo/key
Rod Hill:g
Geoff Peach:sax/fl/vo
David Foster:b
Ian Wallace:ds/vo