活動期間1967.8-1970.3
サリー州ギルフォード出身のビート・グループPhillip Goodhand-Tait & The Stormsville Shakersの後進グループ。Transatlanticにアルバム1枚を残す。
1967年夏、サイケデリックな時代背景を念頭に改名。1967~68年にかけてParlophoneから再デビュー作となった「Gone Are The Songs Of Yesterday」などシングル2枚をリリース。両作ともにManfred MannのシンガーMike D’Aboがプロデュースを担当した。
1969年初頭にはソロ・アーティストに転じたリーダーTaitが脱退。フロントマンを失う大きな危機に直面するが、バンド単体で活動を継続。同年秋にはTransatlanticに移り、同名アルバム1枚を制作した。
1969年にはロンドンのマーキークラブのレギュラーバンドとして多数ステージに立ち、毎週水曜日にジャズとポップスの融合を試みた「ニューパス」と銘打ったギグを展開していた。1970年春、リード奏者のMel CollinsがKing Crimsonの2ndアルバムの録音に参加し、そのまま正式メンバーとなったことで解散している。
Goodhand-Taitは1970年、DJMと契約してシンガーソングライターとして成功。The Stormsville Shakers時代からのオリジナル・メンバーのベース奏者Kirke Riddleは後にJckie Lyntonのバックを務めた。ギターのIan Jelfsはこの後渡仏し、プログレッシヴ・バンドのAliceなどで活動。末期ドラマーのChris Burrowsは仏教家に転身し、1990年代末から2000年代にかけて仏教や禅をテーマにしたニューエイジ作品を多数残している。
<albums>
Circus (Transatlantic TRA207) 1969/9
One And One Is Two: Complete Recordings 1965-1967 (RPM RETRO967) 2015/5
※The Stormsville Shakers名義。Circus時代の7曲含む
<singles>
Gone Are The Songs Of Yesterday/Sink Or Swim (Parlophone R5633) 1967/9
Do You Dream ?/House Of Wood (Parlophone R5672) 1968/3
【メンバー変遷】
#1 (1967.8-1968?)
Phillip Goodhand-Tait:vo/key
Ivor Shackleton:g
Kirk Riddle:b
Dick Forcey:ds
David Sherrington:sax/fl
Mel Collins:sax
#2 (1968-1969.1)
Phillip Goodhand-Tait:vo/key
Kirk Riddle:b
David Sherrington:sax/fl
Mel Collins:sax
Ian Jelfs:g
Alan Bunn:ds
#3 (1969.1-mid)
Kirk Riddle:b
David Sherrington:sax
Mel Collins:sax/fl
Ian Jelfs:g/vo
Alan Bunn:ds
#4 (1969.mid-1970.3) ※アルバム・リリース時
Kirk Riddle:b
Mel Collins:sax/fl
Ian Jelfs:g/vo
Chris Burrows:ds