Badger

Badger  活動期間1972-1974
 Yesの離脱後、Peter BanksFlashを手伝った後にキーボード奏者Tony Kayeが72年に結成したハード・プログレッシヴ・ロック・バンド。

 オリジナル・メンバーはKayのほか、ギターに元Parrish & GurvitzなどのBrian Parrish、ベースはYesのヴォーカリストJon AndersonThe WarriorsでプレイしていたDavid Foster、ドラマーは元Ashton, Gardner & DykeRoy Dykeの4人編成。

 1973年にアルバム「One Live Badger」でデビュー。1972年12月にレインボー・シアターで行われたライヴで、デビュー作としては異例のライブ・アルバムとなった。ジャケット・デザインはKayeの古巣Yesと同じRoger Deanが担当しており、変形ジャケでも知られる佳作。

 同作リリース後にParrishとFosterが脱退。代わってベースにはDykeのAshton, Gardner & Dyke時代の仲間Kim Gardner、ギターに元Stealers WheelのPaul Pilnickが加入。さらにヴォーカル・パート強化のため、オーディションで元Undertakersのシンガーでソロとしても活動していたJackie Lomaxを加えた5人編成となる。

 1974年、Jeff BeckやAllen Toussaintらをゲストに迎え、ニューオーリンズ録音でソウル色を増したセカンド「White Lady」をリリースするが、まもなく解散した。kayeはこの後、DetectiveやBadfingerで活動。Lomaxは再びソロ活動を再開させた。

<albums>
One Live Badger (Atlantic K40473) 1973/4
White Lady (Epic EPC80009) 1974

<single>
White Lady/Don’t Pull The Trigger (Epic SEPC2326) 1974/5
※White Lady & Badger名義


【メンバー変遷】
#1 (1972-1973)
Tony Kaye:key
Brian Parrish:g/vo
David Foster:b/vo
Roy Dyke:ds

#2 (1973-1974)
Tony Kaye:key
Roy Dyke:ds
Paul Pilnick:g
Kim Gardner:b
Jackie Lomax:vo/g