John Jones

Johnny Jones vocals/guitars/trumpet
 ヴォーカル・ハーモニー・バンドThe Montanasの中心人物。Glenn HughesMel Galleyが率いたHRバンドTrapezeのオリジナル・メンバーとしても知られる。

 1964年、ダドリー・グラマー・スクール出身のミュージシャンらを中心にThe Montanasを結成。ウォルヴァーハンプトンを拠点に演奏活動を展開する。1965年、Piccadillyからシングル「All That Is Mine Can Be Yours」でデビュー。翌年にはPyeに移り、マルチ奏者のTerry Rowleyらを加えてシングル多数をリリース。1967~68年にはポップ・シングル「You’ve Got To Be Loved」「Run To Me」が小ヒットを記録した。

 1968年末にはよりプログレッシヴな音楽性への転換を模索し、Rowleyとともにグループを離れ、ウォルヴァーハンプトン地区でともにライバル・バンドとして活動していたFinders KeepersのベーシストGlenn Hughes、ギタリストMel Galley、ドラマーDave Hollandと合流し同エリアのスーパー・グループTrapezeを結成する。

 翌年のテレビ出演を機にThe Moody Bluesに認められ、彼らのレーベルThresholdと契約、シングルに続いて1970年にはデビュー・アルバム「Trapeze」をリリースする。同作は本家のThe Moody Bluesに通じるプログレッシヴな方向性の強い佳作に仕上がる。しかし、制作後にファンク、ハード・ロックを志向するFinders Keepers出身の3人と対立、Rowleyとともに1stアルバムのみで離脱している。

 脱退後は活動を継続していたThe Montanas側からの要請を受けてRowleyとともにバンドに復帰。その後1978年まで唯一のオリジナル・メンバーとして活動を継続した。その後は短期間ながら同郷のグループLight FantasticのKeith LockeとLocke & Jonesというデュオでクラブ・サーキットで活動した。後にウェールズに移る。

 セッション歴としてはThe Moody BluesのメンバーRay Thomasが1970年代中期にリリースしたソロ・アルバム「From Might Oaks」「Hopes Wishes & Dreams」への参加が知られる。


【参加アルバム】
<group>
・Trapeze
Trapeze (Threshold THS2) 1970/5

<session>
From Mighty Oaks/Ray Thomas (Threshold THS16) 1975/7
Hopes Wishes & Dreams/Ray Thomas (Threshold THS17) 1976/6


【参加グループ】
The Montanas (1964-1968.late/1970-1978)
Trapeze (1968.late-1970.mid)
Keith Locke & John Jones