活動期間1968-1970
1960年代末にイタリアを拠点に活動したヘヴィ・サイケ・グループ。活動後期は単にCamelと名乗った。
本国からイタリアへと活動拠点を移したフリーク・ビートのThane Russal & Threeに在籍していたMartin FisherとPete Huishが、同じくイタリアで活動していたThe Primitives、MotownsのギタリストDave Sumnerを誘って結成。
当初はトリオ編成で活動していたが、まもなくグラスゴー出身でThe Senateというバンドでイタリアに遠征していたシンガーAlex Ligertwood(当時はAlex Jackson)を加えて4人編成に。RCAとの契約を獲得し、Marblesのカバー・シングル「Only One Woman」のイタリア・ヴァージョン「Sei La Mia Donna」でデビュー。その後バンド名をCamelと短縮し、収録曲すべてが有名曲のカバー・アルバム「Underage」を制作。
しかし、まもなくギターのSumnerがThe Primitives復帰のため脱退し、翌年バンドは解散した。FisherはSumnerの要請で末期The Primitivesに移籍。Sumnerはその後もイタリアに残り音楽活動を継続した。Fisherは帰国後の1972年にEast Of Edenに加入。Alex LigertwoodはBrian Auger’s Oblivion Expressを経て渡米、Santanaに加わり名声を得る。
<album>
Underage (RCA PSL10449) 1969 ※Italy
<singles>
Sei La Mia Donna (Only One Woman)/Fresh Garbage (RCA PM3478) 1969 ※Italy
Mystery Tour/Society’s Child (RCA 3497) 1970 ※Italy
Can’t Be So Bad/Evil Woman (RCA 47G 1393) 1969 ※Greece
【メンバー変遷】
#1 (1968-1969)
Dave Sumner:g/vo
Martin Fisher:b/key/vo
Pete Huish:ds
#2(1969)
Alex Ligertwood:vo/g/p (aka Alex Jackson)
Dave Sumner:g/vo
Martin Fisher:b/key/vo
Pete Huish:ds
#3 (1969-1970)
Alex Ligertwood:vo/g/p
Martin Fisher:b/key/vo
Pete Huish:ds