Tony Williams

Tony Williams guitars/bass/vocals
 1947年8月19日生まれ。イングランド北東ダラム出身。Stealers WheelJethro Tull周辺での活動が知られるベーシスト。

 ダラムで生まれ、後にブラックプールへ移る。1960年代半ばはRoy Carr率いるモッズ・バンドThe Executivesで活動。同グループでは後にJethro Tullのオリジナル・ベーシストとなるGlenn Cornickと共に演奏。Columbiaから多くのシングルをリリースした。1968年末にはMick Abrahamsの脱退に伴い行われたJethro Tullの後任ギタリスト・オーディションに参加するも落選している。 
 
 1970~1971年には元The John Evan BandのドラマーBarrie BarlowらとRequiemというグループで活動するが、Barlowは1971年半ばにClive Bunkerの後任としてJethro Tullに加入した。1971年にはVanda & Young作のシングル「Lazy River」をColumbiaでデモ制作している。

 1972年、Gerry RaffertyとJoe Eganによるフォーク・ロック・グループStealers Wheelに加入し、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムのレコーディングに参加。米国アルバム・チャートで50位に上昇するヒットを記録し、シングル・カットされた「Stuck in the Middle With You」は英米で大ヒットとなるが、ツアーを前にバンドを離れた。

 1978年には心疾患でリタイアとなったベーシストJohn Glascockの代役としてJethro Tullに加わり、北米ツアーに帯同した。ファンの間で名演として名高いマディソン・スクエア・ガーデンなどで演奏した。

 2008年、ブラックプールでギターのPaul PilnickやドラマーのRod CoombesらとStealers Wheelを再編させた。


【参加アルバム】
<group>
・Stealers Wheel
Stealers Wheel (A&M AMLS68121) 1972/10

・Jethro Tull
Live At Madison Squre Garden 1978 (EMI 50999 9 67920 2 5) 2009/11

<solo single>
Lazy River/Man Made World (Columbia DB8790) 1971 ※demo

<session>
Commercial Road/Richard Digance (Chrysalis CHR1262) 1979


【参加グループ】
The Executives (196?-1967)
Requiem (1970-1971)
Stealers Wheel (1972-1973)
Jethro Tull (1978.10-11)