Terry Sidgwick

Terry Sidgwick bass/vocals
 1960sミドルスブラ・シーンのベーシスト/シンガー。John McCoyMicky Moodyらとのブルース・ロック・バンドTramlineのメンバー。

 1962年、ギタリストのTom LudleyらとThe Phantomsを結成し、本格的な演奏活動を開始。1965年にはJohn McCoy and The Crawdaddiesに加入。翌年、同名バンドの存在を知り、The Real McCoyに改名する。1967年にはFontanaから唯一のシングルをリリース。

 1968年、方向性の違いからバンドはTramlineとRivers Invitationに分裂。この時はMcCoyと行動を共にし、同郷のギタリストMicky Moody、The Phantoms時代の同僚でドラマーのTerry Poppleの4人でブルース・ロック・バンドTramlineを結成する。
 
 Islandとの契約を獲得し、1968年にデビュー作「Somewhere Down The Line 」、翌1969年にはセカンド・アルバム「Moves Of Vegetable Centuries」を発表するが、大きな成功を得るには至らなかった。

 Tramline解散後の1970年には、The Real McCoyが分裂してできたもう一方のグループRivers Invitationに加入。同年にはPolydorとの契約を果たしてシングル・リリースが予定されていたが、シンガーAlan Ludley(The PhantomsのギタリストTom Ludleyの弟)が交通事故で他界、リリースが見送られる不運に見舞われる。

 Ludleyの死後はリード・ヴォーカルを兼任する。1972年には後にDeep Purpleに加わるDavid Coverdaleをスカウトするが、まもなくPurple加入が決まりバンドは解散している。

【参加アルバム】
<group>
・Tramline
Somewhere Down The Line (Island ILPS9088) 1968
Moves Of Vegetable Centuries (Island ILPS9095) 1969

【参加グループ】
The Phantoms (1962-1965)
John McCoy and The Crawdaddies (1965-1966)
The Real McCoy (1966-1968)
Tramline (1968-1970)
Rivers Invitation (1970-1973)