Richard Shirman

richard shirman vocals/harmonica
 60sサイケ・ポップの代表格The Attackのリード・シンガー。姓はShermanとの表記も。愛称はHershey。

 1960年代半ば、ギタリストのBob Taylorを中心に結成されたR&BバンドThe Soul Systemで活動。同グループのメンバーを一新する形で66年末、ギターのDavid O’ListらとThe Attackを結成する。

 Deccaとの契約を得て翌年早々にシングル「Try It」でデビューを飾る。続くセカンド・シングル「Hi Ho Silver Lining」は、Jeff Beckが同期にリリースしたシングル曲と重なり、競合の結果不発に終わる。3rdシングルも後にYesを結成するChris SquireらのThe Synと同曲で、さらに発売日まで一緒となり、 同系レーベルだったため競合とはならなかったもののセールス的には不振となるなど続けざまの不運に見舞われる。

 68年初頭にリリースした4枚目のシングルもヒットには至らずに同年半ばに解散した。各シングルとも当時は商業的な成功は収められなかったが、後年になってサイケ・ビートの愛好家らから高い評価を得るようになった。79年には元ManMicky JonesらをメンバーにThe Attackを再編している。

 1981年にはリーダー・バンドHershey & The Tweleve Barsを結成。パブ・ロック・シーンで活躍する多くの名手らをバックに、ロンドンのパブ・サーキットで長らく演奏活動を行った。


【参加アルバム】
<albums>
・The Attack
The Magic In The Air (Reflection MM08) 1990 ※compilation

・Hershey & The Tweleve Bars
Greatest Hits Volume II(A New Day ANDCD43) 2000

【参加グループ】
The Soul System 
The Attack (1966.12-1968.mid/1979-1980)
Hershey & The Tweleve Bars (1981-1990s)