Jim King

jimking tenor & soprano saxes/vocals/harmonica/piano
 1942年5月5日生まれ。ノースハンプシャー州ケタリング出身。Familyのオリジナル・メンバー。

 1962年、レスター大学でギターのCharlie WhitneyらとともにR&BグループのThe Farinas結成。当初はJim King & The Farinasを名乗り、リード・シンガーとしてグループをけん引し1964年にはシングル・デビューを果たす。

 1966年にシンガーのRoger Chapmanが加わったことで、その後は徐々にサックス奏者へとシフト。同年秋には新興のMarmaladeレーベルからThe Roaring Sixtiesの変名でシングルを発表するが成功を収められず、翌年早々にバンド名をFamilyに改めて再デビューする。

 サイケデリックな色合いを残した初期の2枚のオリジナル・アルバムに参加したが、1969年秋にドラッグが原因とみられる体調不良や奇行を理由にバンドを解雇される。翌1970年にはSweet Painなどを経たブルース系ヴォーカリストVictor BroxとのRing Of Truthで活動するが、その後シーンから姿を消した。2012年2月6日他界。

 セッション歴としては、Familyのデビュー・アルバムのプロデューサーを務め、交流の深かったTrafficのギタリストDave Masonのデビュー・シングルやTraffic、Familyのメンバーが全面的にバック・アップしたGordon Jacksonのソロ・アルバムへの参加がある。


【参加アルバム】
<group>
・Family
Music In A Doll House (Reprise RSLP6312) 1968/7
Family Entertainment (Reprise RSLP6340) 1969/3
Old Songs New Songs (Reprise RMP9007) 1971/3

<session>
Just For You/Little Woman/Dave Mason (Island WIP6032) 1968 ※single
Thinking Back/Gordon Jackson (Marmalade 608 012) 1969/7


【参加グループ】
The Farinas (1962-1967.1)
Roaring Sixties (1966)
Family (1967.1-1969.10)
Ring Of Truth (1970)