Johnny Joyce

Johnny Joyce guitars
 1933年生まれ。英フォーク界の12弦ギターのパイオニアで、ギターの名手として高い知名度を誇ったアコースティック・ギタリスト。後進ギタリストに大きな影響を与えた「ミュージシャンズ・ミュージシャン」の1人。

 当初はHowlin’ Wolfらブルース・ギタリストの影響を受け、ブルース・シーンで活動。60年代半ばには女性シンガーのBeverley(後のBeverley Martyn)を擁するブルース・ロック・グループThe Levee Breakersのメンバーとして1965年にシングル1枚をリリースしている。

 1960年代末にはフォーク・ロックに方向転換したサイケデリック・ロックのVelvet Operaに加わり、アコースティックな感覚を併せ持った好アルバム1枚に参加した。その後は一貫してフォーク・シーンやアコースティック・ブルース・シーンで活動を続け、Roy Harper、Davy Graham、Bert Janschら英フォーク界の大物ミュージシャンらと多数共演を果たしている。76年には唯一のソロ・アルバム「Joyce’s Choice Mixture」をリリース。

 2000年代に入ってVelvet Opera時代からの僚友Paul Brettとのコラボレーション・アルバムをリリースしている。04年には久々のソロ・アルバムをリリースしたが、同年2月19日に他界。 英ギター・メーカーAria社製の「JJシリーズ」の設計者としても知られる。


【参加アルバム】
<group>
・Velvet Opera
Ride A Hustler’s Dream (CBS 63692) 1969

・Paul Brett & Johnny Joyce
Acoustic Power (Fretdancer) 2001

<solo>
Joyce’s Choice Mixture (Freedom FLP99003) 1976
Statesboro Blues (Fretdancer ) 2004

<session>
Phoenix Future/Paul Brett (Phoenix Future PF001) 1975
Eclipse/Paul Brett (RCA PL25219) 1979


【参加グループ】
The Levee Breakers (1965)
Velvet Opera (1969.early-1970.4)
Paul Brett & Johnny Joyce (2001)