Gordon Jackson

Gordon Jackson guitars/vocals/drums
 短命レーベルMarmaladeに1969年、レアなソロ・アルバムを残すシンガー、ギタリスト。Traffic人脈のアーティスト。

 ウスターで育ち、1963年にローカル・バンドUnit Fiveを経てJim Capaldiらとビート・グループThe Hellionsを結成して本格的なプロとしてのキャリアをスタートさせる。The Revolutionの変名を含めて4枚のシングルをPiccadillyに残すが成功を収められず、1966年にはDeep Feelingに改名。

 徐々に自作曲などを演奏するようになり、時代を反映したサイケデリックやプログレッシヴな方向性にシフトする。しかし、1967年春、CapaldiがSteve WinwoodとTrafficの結成に動き、グループは解散した。2008年になって当時の未発表音源がリリースされている。

 その後、ソロに転じてGiorgio Gomelskyが設立したMarmaladeレーベルから1968~1969年にかけて唯一のアルバムとシングル2枚をリリース。アシッド・フォーク風作品となった本アルバム「Thinking Back」は、The Hellions時代の仲間Dave Masonがプロデュースを担当。Trafficのメンバー全員が参加しているほか、Familyやレーベル・メイトのBlossom Toes、Julie Driscoll、Reg Kingら豪華ミュージシャンが全面協力している。

 本来の持ち楽器はギターだが、Deep Feeling時代にはステージでドラムスも演奏、ソロ作やセッションではシタールもこなすマルチ振りをみせた。

【参加アルバム】
<group>
・Deep Feeling
Pretty Colours (Sunbeam SBRCD5062) 2008 ※未発表音源

<solo album>
Thinking Back (Marmalade 608 012) 1969/7

<solo singles>
Me And My Zoo/A Day At The Cottage (Marmalade 598 010) 1968/5
Song For Freedom/Sing To Me Woman (Marmalade 598 021) 1969

<session>
Magician/Andy Leigh (Polydor 2343 043) 1970


【参加グループ】
Unit Five
The Hellions (1963-1966)
The Revolution (1966)
Deep Feeling (1966-1967.4)