Mick Hincks

Hincks,Mick bass/vocals
 プログレッシヴ・グループLocomotiveやその後進バンドDog That Bit Peopleなどで活動したバーミンガム人脈のベーシスト。

 1960年代は、後にシンガーソングライターとして活動するRaymond FroggattらとThe Monopolyのメンバーとして活動する。1967年、Locomotiveに加入。創設メンバーだったトランペット奏者Jim Simpsonがマネージャーに転身する過渡期の加入となったが、メイン・ソングライターでキーボードのNorman Haines、同時期に加入したドラマーのBob Lambらとともにバンドをけん引。

 翌年にリリースしたスカを取り入れたセカンド・シングル「Rudi’s In Love」が25位のヒットを記録。1970年2月には唯一のアルバムでサイケ/プログレッシヴ・ロックの名作と後年評価を高めた「We Are Everything You See」をリリースする。発売前にリーダーHainesが離脱するもLambとともにバンドを継続させ、同年にグループはDog That Bit Peopleに改名した。

 同グループは1971年にセルフ・タイトルのアルバムを発表するが、成功を収められずに同年解散を余儀なくされた。この後はThe Monopoly時代の仲間Froggattのバックを務め、ソロ名義のアルバム「Bleach」(72年)やバンド名義の「Rogues & Thieves」(74年)に参加した。その後は結婚を機に音楽業界を離れている。

【参加アルバム】
<group>
・Locomotive
We Are Everything You See (Parlophone PCS7093)1970/2

・Dog That Bit People
The Dog That Bit People (Parlophone R5880) 1971/2

<session>
An Asylum For The Musically Insane/Tea & Symphony (Harvest SHVL761) 1969
Bleach/Raymond Froggatt (Bell BELLS207) 1972
Rogues And Thieves/The Raymond Froggatt Band (Reprise K44257) 1974

【参加グループ】
The Monopoly (1960s mid)
Locomotive (1967.mid-1970)
Dog That Bit People (1970-1971)
The Raymond Froggatt Band