Gary Holton

Gary Holton vocals
 1952年9月22日生まれ。南ロンドンのケニントン出身。ロックンロール・バンドHeavy Metal Kidsのリード・ヴォーカリスト。

 10代半ばだった1960年代から演劇を学ぶ。17歳の時にはミュージカル「Hair」の運営会社に勤める。まもなくロック・シンガーとしての活動に活路を見出し、Bigglesというグループで活動。

 1972年秋、Heavenというグループで活動していたMickey FinnRonnie Thomasらと新バンドHeavy Metal Kidsを結成。ストレートなロックと演劇を学んでいたHoltonの舞台風パフォーマンスが評判を呼び、クラブ・シーンで徐々に人気を博す。

 まもなくAtlanticとの契約に成功。1974年にセルフタイトルのアルバムでデビューを果たす。セカンド・アルバム「Anvil Chorus」はThe Kids名義でリリースされ、米国ツアーも同名義で行う。欧州では一定の人気を誇るもアメリカではセールス的にも苦戦し、契約を失った1976年にはBoxerのメンバーと新バンドStick Up結成を計画するも、契約問題などから始動できなかった。その後、RAKに移籍してサード・アルバム「Kitsch」を最後に1978年に解散。

 解散後はミュージカルやテレビドラマなどで活動する一方で、1980年からはノルウェー出身のロックンローラーCasino Steelとのデュオで活動。ノルウェーでシングル・ヒットを生むなど4枚のアルバムをリリースしている。

 ドラッグやアルコールの問題を長らく抱えており、Heavy Metal Kids時代からバンド活動に支障を来たすこともあったが、1985年10月25日にドラッグのオーバードーズにより33歳の若さで他界した。

【参加アルバム】
<group>
・Heavy Metal Kids
Heavy Metal Kids (Atlantic K50047) 1974
Anvil Chorus (Atlantic K50143) 1975 ※The Kids
Kitsch (RAK SRAK523) 1976
Live And Loud!! (Link LINKLP047) 1988

・Holton & Steel ※Norway
Gary Holton & Casino Steel (Polydor 2382 124) 1981
Holton & Steel 2 (Polydor 2382 130) 1982
Ⅲ Edition (Polydor 2382 138) 1983
No 4 (Polydor 817 640-1) 1984

<solo albums>
Gary Holton (Gaza GAZLP0001) 1986 ※compilation
Sing It To Me (Receiver RRLP115) 1989/7 ※& Mick Roosi

<solo singles>
Holiday Romance/No Communication (Magnet GARY1) 1984
Catch A Falling Star/Angel (Magnet GARY2) 1984

Hit The Right Button (Heavy Metal HMR XD236) 2003

【参加グループ】
Biggles
Heavy Metal Kids (1972.9-1978)
Stick Up (1976.mid)
The Damned (1978.12) ※代役
Holton & Steel (1980-1984)