vocals
ブルース、ハード・ロック系グループを渡り歩いた名ヴォーカリスト。米独のロック・シーンでも活躍。
1960年代中期、従兄弟でギタリストのMick Hallsとともにロンドンの様々なローカル・バンドで活動。1968年には、オーディションを通じて元Fleetwood MacのベーシストBob Brunningと知り合い、HallsとともにBrunning Sunflower Blues Bandの結成に参加、自身初のメジャー・デビュー作となったファースト・アルバムの録音に参加した。
1969年末にはバーミンガムのバンドBig Berthaに加わるが、短期間で離脱し、まもなくHallsとともにブルース・ロック・バンドBlack Cat Bonesに加入。すぐにバンドはLeaf Houndへと改名、西ドイツ先行で1971年にアルバム１枚をリリースするが、レーベル側の十分なプロモーションが得られず、まもなく解散。遅れて英国でも秋にアルバムがリリースされるが（Frenchが参加したAtomic Roosterのサード・アルバム・リリース後で、同作のヒットを受けてのリリースか？）、すでにグループが解散した後だった。
同年にはLeaf Houndでの歌唱力を評価していたVincent Crane率いるAtomic Roosterに加入。ハード・ロックの名作として高く評価されるサード・アルバム「In Hearing Of Atomic Rooster」の録音に参加した。
翌1972年には渡米し、Carmine Appice、Tim BogertのグループCactusに加入し、４作目アルバム「Ot ‘N’ Sweaty」 の録音に参加した。その後はドイツを主戦場とし、77年には西ドイツのＨＲグループRandy Pieに加入しアルバム１枚、シングル２枚をリリース。
1978年には初のソロ・アルバムをBrian Robertson、Tim Hinkleyら豪華バック陣を擁して制作した。1981年にはStatus Quoのトリビュート・シングルをHeadbangers名義で発表している。
その後、目立った活動が聞かれなくなったが、2004年に入って突如、若手ミュージシャンを従えてLeaf Houndを再編。精力的なギグのほか、2007年には新作アルバムもリリースした。
【参加アルバム】
<group>
・Brunning Sunflower Blues Band
Bullen St. Blues (Saga FID2118) 1968/9
・Leaf Hound
Growers Of Mushroom (Decca SKLR5094) 1971/11
Unleashed (Repertoire RAR1020) 2007/11 ※再結成
・Atomic Rooster
In Hearing Of Atomic Rooster (Pegasus PEG1) 1971/7
・Cactus
Ot ‘N’ Sweaty (Atlantic K50013) 1972/10 ※US
・Randy Pie
Fast Forward (Polydor 2371 807) 1977 ※Germany
・The Headbangers
Status Rock/Headbang Boogie (Magnet MAG206) 1981 ※single/Status Quoトリビュート企画
<solo>
Ducks In Flight (Polydor 2417 117) 1978 ※Germany
<solo single>
Give Me Your Love/Same Old Questions (Polydor 2042 025) 1977 ※Germany
<session>
Rock Opera-Der Fuhrer/V.A. (Harvest 1C 188-32508/9) 1977 ※Europe only
Birds Of A Feather/The Yardbirds Family Tree (Voiceprint VP410CD) 2007
【参加グループ】
Switch
Erotic Eel
Joe Poe
Brunning Sunflower Blues Band (1968-1969)
Big Bertha (1969.10-12)
Black Cat Bones (1970)
Leaf Hound (1970-1971.early/(2004.spring-)
Atomic Rooster (1971.mid-1972.2)
Cactus (1972.5-1972.6)
Randy Pie (1977)
Headbangers (1981)