Chris Copping

 Copping,Chris bass/keyboards
 1945年8月29日生まれ。マンチェスター出身。
 1959年、Gary Brookerらと学生バンドを結成。1962年にはビート・グループThe Paramountsとして本格的な音楽活動を開始する。しかし、同年末にレスター大学進学のために脱退。同グループはCopping離脱後にEMIとの契約を獲得してParlophoneからシングル6枚をリリースする人気バンドとなった。

 大学卒業後の1969年になってBrookerの要請でProcol Harumに加入。ベースのDavid Knights、オルガンのMatthew Fisherの離脱によるものだが、ベースもキーボードもこなせるCoppingに白羽の矢が立った形。デビュー・シングル「青い影」が大ヒットを記録するなど、この時すでに人気バンドとなっていたが、Coppingの加入で作詞担当のKeith Reid以外全員がThe Paramounts出身メンバーとなった。

 アルバムでは4枚目の「Home」からレコーディングに参加。解散する1977年まで在籍し、計7枚のオリジナル・アルバムに参加、グループの中軸として活躍した。

 解散後は長らくProcol Harumで一緒に活動したドラマーのB.J. WilsonとともにFrankie MillerのバンドFull Houseに加入しUSツアーに同行した。その後はオーストラリアのメルボルンに移住。英国、豪州をベースに主にセッションやプロデュース活動のほか、テレビ音楽などを手掛けた。

 30周年記念のイベント・ギグなどを除けば1990年代に再結成されたProcol Harumのパーマネントな活動には参加していないが、2005年のThe Paramounts再結成には参加した。


【参加アルバム】
<group>
・Procol Harum
Home (Reagal Zonophone LRZ1014) 1970/7
Broken Barricades (Chrysalis ILPS9158) 1971/6
Live In Concert with The Edmonton Symphony Orchestra (Chrysalis CHR1004) 1972/4
Grand Hotel (Chrysalis CHR1037) 1973/3
Exotic Birds And Fruit (Chrysalis CHR1058) 1974/4
Procol’s Ninth (Chrysalis CHR1080) 1975/8
Something Magic (Chrysalis CHR1130) 1977/3

<session>
Tidewave/Robin Dransfield (Topic12TS414) 1980
Gnosis/Gnidrolog (Snails/Disques Ru Bis GNCD004R) 1999
Apparition/Astrid Munday (AZM LORCD012) 2000/5 ※Australia
House Of Circles/Swell (Wind Music WIN0029) 2000 ※Australia
Tracks/The Dingoes (Liberation Music LMCD0107) 2010 ※Australia
Out Of The Shadows/Kerryn Tolhurst Band (Not On Label KT10/11) 2011/12 ※Australia

【参加グループ】
The Paramounts (1961-1962.12/2005)
Procol Harum (1969.3-1977.5)
Frankie Miller’s Full House (1977.6- )