Mick Bradley

Mick Bradley drums
 1947年生まれ。ブルースロックバンドSteamhammerのドラマー。プログレッシヴな方向性へとシフトした後期3枚のアルバムに参加した。

 1967年、サイケ・ポップ・グループThe Sorrowsの末期に参加。1968年には後にAmazing Blondelに発展するフォーク・ロック・バンドMethuselahに参加し、唯一のアルバム「Matthew, Mark, Luke & John」のレコーディングに参加する。

 1969年半ば、名手Mick Wallerの後任としてブルースロックバンドSteamhammerに加入。セカンド・アルバム「Steamhammer MK II」の録音に参加する。音楽性を正統派のブルース・ロックからジャズやヘヴィ・ロック寄りにシフトさせ、プログレッシヴな方向性をもみせた1970年のサード・アルバム「Mountains」はコンセプト作として高い評価を得るが、セールス的には振るわなかった。

 メンバー・チェンジを経てMartin PughLouis Cennamoとのトリオ編成で1972年には通算4枚目のアルバム「Speech」を制作。しかし、レコーディングを終えてミキシング中だった1972年2月8日、25歳の若さで白血病のために急逝。直後にリリースされた本作はBradleyの死を悼んで彼に捧げられた。本作はグループのラスト・アルバムとなっている。

【参加アルバム】
<group>
・Methuselah
Matthew, Mark, Luke & John (Elektra EKS74052) 1969

・Steamhammer
Steamhammer MK II (CBS 63694) 1969/11
Mountains (B&C CAS1024) 1970/11
Speech (Brain 1009) 1972/2 ※Germany

【参加グループ】
The Sorrows (1967-1968)
Methuselah (1968-1969)
Steamhammer (1969.6-1972.2)