Warm Dust

Warm Dust 活動期間1969-1972
 技巧派ミュージシャン6人によるギターレスのジャズ・ロック・グループ。後にソロとして成功するPaul Carrackが在籍していた。

 1970年にTrendというマイナーレーベルからデビュー・アルバムとしては珍しい2枚組「And It Came To Pass」をリリース。制作途中でドラマーがKeith Baileyにチェンジしている。

 セカンドはティモシー・リアリーの著書「Politics Of Ecstacy」にインスパイアを受けた『戦争と平和』をテーマとしたコンセプト作。再びドラマーが交代し1972年に制作されたサード・アルバムはドイツのみのリリースとなり、同年解散している。

 1972年末、CarrackとベースのTex ComerはMighty BabyAlan “Bam” Kingらとパブ・ロック・グループのAceを結成してシングルヒットを放つなど成功を収める。シンガーのLes WalkerはBig John SullivanのグループTigerなどで活動した。2代目ドラマーのBaileyはその後、フリー・ジャズ~ジャズ・ロック・シーンで活躍。

<albums>
And It Came To Pass (Trend TNLS700) 1970
Peace For Our Time (Trend 6480 001) 1971
Warm Dust (BASF 20 29055-7) 1972 ※Germany

<single>
It’s A Beautiful Day/Worm Dance (Trend 6099 022) 1971/1


【メンバー変遷】
#1(1970)
Les Walker:vo
Tex Comer:b
Paul Carrack:key
Alan Soloman:sax/fl/key
John Surguy:sax/fl/g/vo
Dave Pepper:ds

#2(1970-1971)
Les Walker:vo
Tex Comer:b
Paul Carrack:key
Alan Soloman:sax/fl/key
John Surguy:sax/fl/g/vo
Keith Bailey:ds

#3(1971-1972)
Les Walker:vo
Tex Comer:b
Paul Carrack:key
Alan Soloman:sax/fl/key
John Surguy:sax/fl/g/vo
John Bedson:ds (ex-Steve Aldo Band) → Gnidrolog