Fat Mattress

fat mattress 活動期間1968.7-1970.mid
 Jimi Hendrixとの関係悪化や本来の持ち楽器のギターでのプレイ希望などからJimi Hendrix ExperienceのベーシストNoel Reddingが1968年に結成した自身のパート・タイム・バンド。
 
 Neil Landon & The Burnettes時代の仲間でもあったシンガーのNeil LandonとベースのJim Levertonに加えて、同グループ時代に共に西ドイツ遠征などで交流があった元The Lively SetドラマーのEric Dillonの4人編成で、結成当初は後にJethro Tullに加わるギタリストのMartin Barreが短期間在籍した。Experienceとのツアーでサポート・アクトを務め、Reddingは一晩に両グループで演奏したこともあった。

 Polydorと契約し1969年8月にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。同月にはワイト島フェスにも出演している。本作にも収録されたセカンド・シングル「Magic Forest」がオランダのシングル・チャートでトップに立つなど商業的な成功も収める。

 しかし、セカンド・アルバムの録音を途中にしてReddingとLandonの関係が悪化、Reddingが離脱する。Chris Farlowe with The Hillのギタリストでソロとしてもシングル・リリースがある才人Steve HammondWynder K. Frogこと達人セッション・キーボード奏者のMick Weaverを加えて1970年にセカンド・アルバムをリリース。

 サード・アルバムのリリースも予定されていたが、リーダーのNeil Landonが脱退し実現しなかった。Reddingは米国人ミュージシャンとRoadを結成。Leverton、Dillon、Weaverの3人はMiller AndersonとともにHemlockを結成している。

<albums>
Fat Mattress (Polydor 583 056) 1969/8
Fat Mattress 2 (Polydor 2383 025) 1970

Magic Forest:The Anthology (Castle Music CMQDD1334) 2006 ※3rd音源など含む

<singles>
Naturally/Iridescent Butterfly (Polydor 56352) 1969/9
Magic Forest/Bright New Way (Polydor 56367) 1969/11
Highway/Black Sheep Of The Family (Polydor 2058 053) 1970


【メンバー変遷】
#1(1968.7-1970.early)
Neil Landon:vo
Noel Redding:g/vo
Jim Leverton:b
Eric Dillon:ds
Martin Barre:g (当初短期間在籍)→ Jethro Tull

#2(1970.early-mid)
Neil Landon:vo
Jim Leverton:b
Eric Dillon:ds
Steve Hammond:g
Mick Weaver:key