Chris Farlowe with The Hill

Chris farlowe with The hill 活動期間1969-1970
 シンガーChris Farloweの米国での活動のためにThe Thunderbirdsに代わって結成された新バックバンド。

 メンバーは、元The ThunderbirdsのベーシストBruce Waddellに加えて、ギターにはソングライターとして売り出し中だったSteve Hammond。2人は1968年にThe Thunderbirds名義でリリースされた最後のシングル「Dawn」を共作している。ドラマーには元The Ram Jam BandのColin Davey。キーボードは同時期にQuatermassで活動していたPeter Robinson、チェロ、アレンジで参加のPaul BuckmasterもQuatermassが残した唯一のアルバムにゲスト参加している。

 The Hillの単独名義で、さらに米国のみのリリースとなったシングル「Sylvie」を1969年にImmediateからリリース。1970年にはPolydorに移りアルバムとシングルを発表。特にアルバムはサイケデリックな音楽性を包括した独特なサウンドに仕上がる名作となった。しかし、アルバム・リリースと同時期にFarloweがColosseumに参加、ソロ活動が中断されたことで活動は短期に終わっている。

 ※1970年にはRobinsonがQuatermass、HammondはFat Mattressで活動しており、本グループの実質的な活動期間は1968~1969年かもしれません。アルバムの録音がいつなのか分かりませんが、Farloweが所属していたImmediateの経営破たん、倒産の余波でリリースが1970年の秋まで遅れたのかもしれません?


<album>
From Here To Mama Rosa (Polydor 2425 029) 1970/9

<singles>
・The Hill
Sylvie/The Fourth Annual Convention Of The Battery Hen Farmers Association (Part 2) (Immediate ZS7-5016) 1969/6 ※US

・Chris Farlowe with The Hill
Put Out The Light/Questions (Polydor 2066 046) 1970


【メンバー】
Chris Farlowe:vo
Steve Hammond:g
Bruce Waddell:b
Paul Buckmaster:cello
Peter Robinson:key
Colin Davey:ds