The Cups

Gallagher &Lyle2 活動期間1969
 フォーク・ロック・デュオGallagher & Lyleによるプロジェクト・グループ。1969年にPolydorからサイケ・ポップなシングル1枚をリリースした。

 Benny GallagherGraham Lyleの2人はこの当時、Paul McCartneyにソングライティングの才能を認められアップル社と契約。Paulがプロデュースしていた女性歌手Mary Hopkinに楽曲提供を行うほか、ステージではバックを務めるなど彼女の音楽活動をバックアップ。

 2人は1967年にデビュー・シングル「Trees」をリリースするも不発で、その後はライターに比重を置いた活動に入っていたが、この頃アップルの広報担当に転身していた元John’s ChildrenのベーシストJohn Hewlettがバンドとしての再デビューをを勧め、彼とマネジメント契約を結び、同年Polydorでサイケ・ポップ調のシングル「Good As Gold」を制作。

 本シングルの制作には、プロデューサーとしてブレイク直前のGlyn JohnsやWilliam Van Zwannenburg(B面の楽曲を提供)が関わったが、セールスは不振に終わった。同年末にGallagherとLyleの2人はデビュー・シングルのプロデュースを担当していたColosseumTony Reevesの紹介でMcGuinness Flintの結成に参加。Glynがプロデュースを担当して翌年、Lyleが提供したデビュー・シングル「When I’m Dead And Gone」が全英2位の大ヒットを記録、ブレイクを果たす。

 The Cups名義のシングルA面曲はアップル関連のレア音源をまとめたサイケ・ポップのコンピレーション盤「An Apple A Day」に収録されている。


<album>
An Apple A Day/V.A. (RPM 312) 2008 ※G&Lデモ3曲/The Cups名義1曲

<single>
Good As Gold/Life And Times (Polydor 56777) 1969/9


【メンバー変遷】
#1(1969)
Benny Gallagher:vo/g/b/key
Graham Lyle:vo/g
Glyn Johns
Van Zwannenburg